業務内容
Service

航空宇宙関連事業

国際宇宙ステーション(以下ISSと記す)は、地上約400km上空に建設された巨大な有人実験施設。
地球の周りを1周約90分で回りながら、実験・研究、地球や天体の観測などを行っています。
ISSは、国際パートナー各国それぞれが開発したモジュールで成り立っています。
建設には、米国のスペースシャトルやロシアのロケットが使用されました。
日本はその一部となる日本実験棟「きぼう」を開発・製造し、参加しています。
アミルでは日本実験棟「きぼう」の安全な運用を支えるため様々な業務を行っています。

  • Point1
    グローバルな環境で業務を行う

    世界各国のスタッフと協調して仕事を進めます。高い英語力・技術力が要求されますが、多種多様な技術・文化・知識等に触れられる、やりがいと大きな仕事に満ちた業務です。

  • Point2
    宇宙に関する最先端のプロジェクトに
    参加できる

    宇宙開発は国家規模クラスのプロジェクトであり、高い技術や知識により常に進化し続けています。地球の未来をつくるともいえる重要な業務を最先端の知識・技術と共に担います。

国際宇宙ステーション運用管制業務

ISSに滞在する宇宙飛行士と連携し、日本実験棟「きぼう」の運用管制を行っています。

JAXA筑波宇宙センターにて、日本実験棟「きぼう」の運用管制をチームにて実施しています。このチームは、総指揮をとるフライトディレクタと各システムの専門知識を習得した運用管制員から構成されており、24時間体制で「きぼう」の運用管制を実施します。
各国の運用管制員や、ISSに滞在する宇宙飛行士と連携し、計画や手順に従って「きぼう」のシステム機器や各種実験装置を監視し、制御コマンド送信やリアルタイムでの作業進捗を管理しています。
時には日々の業務調整や、不具合対処も行います。地上からの宇宙飛行士の支援は、生命を預かる業務です。
運用管制員は専門知識だけではなく、冷静な判断力、高度な英語力、円滑なコミュニケーション力が求められています。このために、約二年に及ぶ訓練を実施し、JAXAより認定を受けた後、実業務に従事することとなります。

実験運用管制業務

「きぼう」に搭載、設置されている実験装置を地上から制御し、実験を遂行します。

「きぼう」に搭載、設置されている実験装置の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視すると共に、それらの機器に対する制御を地上から実施して実験を遂行します。
宇宙飛行士による実験サンプル交換や新規実験機器取付などの作業も地上から作業を支援します。また、より小規模な実験機器・器具類を用いた教育文化ミッションや宇宙飛行士の健康を管理する医学ミッションなどの運用も実施します。

国際宇宙ステーション運用調整業務

ISSは複数の開発国で運用しているため、各国との調整のための技術支援を行い、日本代表として国際間調整を行っています。

ISSは、米国、日本、カナダ、欧州各国(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)、ロシアの計15ヶ国が協力して計画を進め利用しており、各国がそれぞれに開発したモジュールで構成されております。
各モジュールは開発国が責任を持って運用し、全体のとりまとめを米国が行います。
各国と協調して利用・運用するには、各国が推進する研究開発などの進捗やISS運用のための支援物資の補給(HTV「こうのとり」運用)など、様々な業務への考慮が必要となります。
当社では各国との調整のための技術支援を行い、日本代表として国際間調整を行っています。